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清水園長の知恵袋 3月園だより

2024.03.19

その他

子供の発達を楽しもう

園長 清水 弘美

登園を迎えるために門に立っていると、楽しい姿をたくさん見ることができます。先日、年長さんをジーっとみていると「なんで見てるの?」と聞かれました。「かわいいから見ているんだよ。ギューってしてもいい?」と返すと「やだ」と言うので「お願い10秒だけ」と頼むと、「3秒ならいい」と言ってくれました。すかさずハグして「いーーーーーーち」「にーーーーーーい、」とたっぷり時間をかけて数えていると「それじゃあ、10よりも長いよお」と嬉しそうに文句を言ってくれました。

言葉では文句ですが、逃げる様子もなくにこにこしています。心と言葉を違うように使えるようになっているのは、さすが年長さんです。

それを見ていた年中さんが「僕も・・・」とやってきたので「10秒と3秒とどっちがいい?」と聞くと「10秒がいい」と言ってくれました。ハグしながら「1,2,3,4・・」と数えると「早!」というので最後の10だけ「じゅーーーーーーう」と言ってあげました。すると嬉しそうにしていました。心で思っていることがそのまま言葉になるのが年中さんです。

年少の子が「だっこ」というので「園長先生はおばあちゃんで腰が痛いから抱っこはしないんだよ」というとすっと離れて他の先生に「だっこ」と言っていました。「なんだ、私でなくてもいいのか」とちょっとがっかりしながら見ていると、抱っこで園舎まで運んでもらい、今度は園舎の中の先生に「だっこ」と言って、門から教室の中までほとんど歩かずに移動する子もいます。ちゃっかりしているなあと苦笑いです。

3歳から5歳の子供たちは発達段階に沿って、できることがずいぶん違います。そういえばお腹の中では一週間で体が3倍になるのですから小さいうちの成長は驚くべきことです。手がかかって大変な時期ではありますが、いろいろできない時期はほんのちょっとで、残念なことにすぐに何でもできるようになってしまいます。いろいろなことを後回しにしてでも、子どもに関わっていきましょう。家事も仕事も手を抜いて、子どもと遊んでいい時期です。もうすぐ進級、二度とこない今を大切にしましょう。

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